…私も出頭しよう

だが罪を償うためではない!
・・、と方治は語ってましたが、


まさか、自分が今日出頭することになろうとは夢にも思っていませんでした(笑)

事のいきさつは、我が家の敷地内に謎の自転車が舞い込んできて1ヶ月ばかり放置状態だったので、最近になって使わせてもらった事に始まる・・。


バイトが終わり、一旦家に帰るため駐輪場から自転車を取り出して軽快に走った直後のことだった。


「そこの自転車の人〜止まってー」

ってことで、いつの間にか背後にパトカーがいて、止められてしまいました。


パトカーからは20代と4,50代くらいの警官が2人。
で、その警官に乗っている自転車についていろいろ聴かれる。「これ鍵ついてないけど?」とか「どこに停めてたの?」とか。

で、この自転車を使うようになったいきさつを説明する。
説明し終えてから、マズイ…。と思った時には時既に遅し。


警官曰く、「敷地内に放置してあったとしても無断で使っちゃうと罪になっちゃうんだよねぇ〜占有離脱物横領罪ってのに。」


このあたりから表向きは普通に対応してるけど、内心はかなりビクビク。ちょっとしたパニック状態ですよ。

このままの展開で行くと非常に面倒なことになりそうなんで、必死に弁解。


幸いにして、身分証の呈示、住所電話番号、家族構成、等々警官に聴かれたことについては全てちゃんと答えたから、警官には信用されることができたようで悪意があっての行動ではないと考えてもらう事ができた模様。
多分ここでは警官の僕に対する信用度は65%ってところ。


もし、ここで身分証の呈示とかをためらってたらこいつ怪しいな・・?ってことになってたんでしょうね。

まぁ、最初は住所とか番号教えたら家に来られたり、電話が来たりで面倒なことになりそうだからうまいことごまかそうか・・。と考えましたが、さすがに警官相手じゃダメだった時のリスクが大きすぎるのでちゃんと答えました。結果的にはそれが正解だったようです。


これで万事解決かな・・。とホッとしてたものの、やはりまだ疑いは微妙に残ってるらしく警察署に行って関係の書類に記入しなければならないということに。

これで疑いが晴れてくれるなら全然構わないってことで、即警察署に行くことに。
となるとこでしたが、これから授業があるから来るのは授業が終わってからでいいということで、一旦解放(?)されました。

とりあえず、親にこのことを報告するために家に帰宅。

ちなみに、もちろんこの時点で自転車は回収されちゃいましたよ(笑)

ぶっちゃけ今日も学校行く気はほとんど無かったんでこのまま警察署に行っても良かったのですが(^^;


一応信頼はされたようだけど、自分は結構物事を悪い方に考えてしまう性格なんで(母がそういう性格なんできっと遺伝したんでしょうなw)解放されてから家までの帰路でかなり不安になってしまう。
一旦不安になるとどんどん不安になってしまった・・。

ってことで、警察署に連絡してこの件を担当した警官に授業はもうどうでもいい(笑)ので早く不安を取り除くためにも今から書類を書きにそちらに向かいたいと連絡。

が、警察側も手続き等色々やる事もあり、別件で忙しいとのことで今から警察署に来ても完全に終わるまで相当時間がかかるとのこと。

ここでの会話で警官の信頼度が更にアップしたようで(90%くらい?w)なんか励まされてしまう(笑)あんま気にしなくていいからちゃんと授業に出な。と。

そして、「君みたいな律儀な子に余計な心配事をさせてしまい、申し訳ない」と逆に謝られてしまうww あ、↑の「律儀」ってとこ重要ですよ。ええ、hiroは律儀な人間なんです。

そこぉ!お前に律儀なんて言葉は合わないとか言うな〜ww

そういうことで、15時あたりになれば大丈夫ということなんでその時間になったら向かうことで解決。

でも、やっぱり不安になりつつ13時あたりにその人から電話。
警察署に来るのは変わらないのだが、書類は書かなくていいことになったらしい。ただ、回収された自転車のかごに私物が入ったままだったんでそれを取りに来て欲しいと。

書類が無しになったってことは、かなり良い方向に向いたのか・・な?


15時になり警察署へ出頭(笑)
が、その担当の警官はいなかった罠。代理の人が来て、事情を説明した。

説明したら、やはり書類に記入する事も無く自転車の私物を取って終了。
また後ほどその担当の人が電話するとのこと。


で、時が流れ21時頃に電話が。

親が出て対応した。親が話してる内容から察すると、すこぶる良い方向に向かってるようなんで物凄く安心。電話の音が鳴った時から心拍数が多分かなりすごいことになってたんで、これで悪い方向だったら心臓発作で病院送りだったと思います(笑)


その後親から電話の内容を聞くと、今回の件は本来ならさっき書いた「占有離脱物横領罪」、つまり例え今回のケースのように自宅の敷地内に放置してあったものであっても権利はまだ所有者の方にあり、これを所有者の許可なく無断で使用すると罪に問われるというような内容のもの、であり通常だと罰金だったり警察署で調書をとられたりして、事が悪質だと起訴されるなんてこともあるようです。

で、自分の場合は話しぶりや態度から悪意は無いと捉えてもらうことができ、以後はもうやらないようにということで特に処分は下さない。ということですんだようです。


いや〜良かった良かったww


更にその警官は「同年代でこんな真面目な子は見たことが無い。逆にこんな子に迷惑をかけてしまったようで申し訳無い。」と言ってくれたようです。
いつもは、自分と同年代のを相手にするとどうしようもないバカばっかってわけですよ。それが今回はこんな「真面目な青年」←ここ非常に重要w が相手だったわけで、そういう意味ではあの警官さんも調子を狂わされたって感じでしょうね(笑)


てことで、無事解決に至ったわけですが今回の自分の行為は素直に反省しておきます。
やっぱ自宅の敷地内にずっと置かれてたやつだから別に使ってもいいだろ・・。って思いはまだ微妙に残ってはいますが、考えてみれば自転車を我が家に置いたのはその自転車の元々の所有者なはずがないし、となるとその自転車を盗んだ誰かが置いてったってことになるわけで、間接的には盗んでるようなものなのかもしれないなぁ・・と。

自分も、高校の3年間だけで2回、妹も1回自転車盗まれてるんで自転車を盗まれた所有者の気持ちは物凄くわかるので、きちんと反省せねばな・・。という思いです。


ってことで、「律儀」で「真面目」な青年hiroに振りかかった今日の事件は以上!



・・。これでまた我が家には自転車がなくなってしまった(^^;
明日からまた移動手段は徒歩しかない生活か。ダルい。自転車移動楽しかったな(笑)